長引く新型コロナウイルスとの戦いは、医療だけでなく、地域経済や各家庭の生活環境に深刻なダメージを及ぼしています。
飲食店や娯楽施設の営業自粛で生活の楽しみを奪われたうえ、慣れない在宅勤務や外出自粛が続いてストレスがたまっている人も多いそうです。そうしたなか、誰でも簡単にできるストレス対処策として「呼吸法」に注目が集まっています。 

ストレス心理学の専門家が考案し、日常生活でストレスがかかる具体的な場面ごとに実践できる呼吸法をまとめた電子版書籍『たった1分で心が軽くなるポジティブ呼吸法』から一部抜粋して紹介いたします。

【1】よりスムーズに空気を取り入れられる姿勢で行う。具体的には上半身(首、肩、胸、腕)の力を抜き、腹部に力を入れ、体の重心がおへその下側に来るようにする。
【2】まず始めに「フー」と自然に息を吐く。
【3】息の吐き方は、呼吸法によって「鼻から吐く」「口から吐く」「鼻と口の両方から吐く」の3パターンがある。(本書ではいくつもの呼吸法を紹介しており、それぞれの呼吸法に適した吐き方をお勧めしている。)
【4】息を吸うときは、必ず鼻から吸う。
【5】息を吐く時は下腹に力を入れ意識して吐き、息を吸う時は自然に任せて吸う。
【6】呼吸法が示す息を吐く時間、吸う時間の目安にこだわらず、自分が「心地いい」と感じる呼吸でOK。

──以上が6つの基本ルールです。